読書ノート

読んでよかった本だけを取り上げて、要旨や感想をノートしているつもりですが、一言いちゃもんつける癖は抜けません。

2018-07-01から1ヶ月間の記事一覧

〈まちなか〉から始まる地方創生ークリエイティブタウンの理論と実践 福川裕一+城所哲夫 2018

第1章、第2章 理論編 グローバル化時代において、先進国は、新しいアイデアに基づく新たな商品・サービスを次々と生み出すことで付加価値を創出するという創造産業型の成長モデルを追求すべき。 新しいアイデアはある地域や社会ではぐくまれてきた価値観、…

これが答だ!少子化問題 赤川学 2016

政府の調査報告書は「先進国では女性労働力率が高い国ほど出生率が高い」(相関係数R=0.55)。とした。本書はそれを否定するために、1人当たりGDP1万ドル以下の東欧旧社会主義諸国(出生率低い、女性労動力率高い)とトルコ・メキシコ(出生率高い、女性…

地元経済を創りなおす―分析・診断・対策 枝廣淳子 2018

地域経済を経済循環を高めるため、バケツの漏れ穴(地域外へのお金の漏れ=地域外からの移入)を探してふさぐことを、この本は「新しい資本主義」として提案・推奨している。 第2章から第4章では、「漏れ」を測るための産業連関表やRESAS、乗数効果の…